2015年12月5日土曜日

今日のチーズ:サン・マルスラン・アフィネ

気づけばもう12月。はやいですね。
まだ冬のコートは1回しか着てません。寒さに強くなったのか、今年は意外にあたたかいのか?

そんなこんなで本日のチーズは、牛乳製でしっかり熟成させたサン・マルスラン・アフィネです。



わたしが買ったものは、日本のテレビでもお目にかかることがある、フランスの熟成士フィリップ・アレオスさんが熟成したもの。
お高いですね、神々しいですね、ご利益ありそうですね。


手のひらサイズのちいさな白カビチーズ*。側面には、ふわっふわの毛足のカビも生えていました。
表皮はとても薄くて、中身は均一にやわらかくなっています。

ちいさい体に、ミルクの味と香りと塩味とコクと独特のカビの風味をきれ〜〜〜に整列して詰め込んだような味。上品なのにしっかり主張してくるその姿に、「ていねいに熟成されたんだろうなあ……」と思わざるを得ませんでした。

買ってすぐに食べたのですが、意外にカビの刺激が強く、後味はピリリ。でも、白カビのアンモニア臭さはありませんでした。

残り半分は、しばらく寝かせてから食べてみます。どんな風味が引き出されるか、楽しみです。

◆フランスのチーズ:Saint-Marcellin Affine

*文献によっては自然の表皮、としているものもあります。

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